神戸ゆかりの美術館・神戸ファッション美術館(合同開催)
「日本の美を極め、世界の美を拓く」
2019/9/14~11/4まで
神戸ゆかりの美術館・神戸ファッション美術館にて
同時開催され新作襖絵や主要作品約30点が展示されています。
高野山金剛峯寺は、平安時代の初めに空海(弘法大師)によって開かれた
真言密教の聖地で、1863(文久3年)に再建された大主殿には狩野探幽、山本探斉等による襖絵が納められています。
その中で長年白襖となっていた「茶の間」と「囲炉裏の間」に、日本画家・千住博画伯の襖絵が奉納される事になりました。
千住博画伯の集大成と位置付ける、渾身の襖絵と床の間からなる障壁画を奉納に先駆けて紹介されます。
あわせてこれまでの主要作品も展開し、日本画の新しい可能性を模索してきた千住博画伯の世界観を観ることができます。
展示のメインとなるのは、世界遺産・高野山金剛峯寺の依頼を受けて、千住博画伯が描き上げた新作の障壁画「断崖図」と「瀧図」。
2020年の奉納に先駆けて公開される「断崖図」と「瀧図」は、2作品を合わせると襖約40面、総延長は40メートル以上にも及ぶ大作です。
千住博画伯も画業40年の集大成と位置付けていらっしゃるそうです。
ブラックライトの光によって表情を変える「龍神Ⅰ・Ⅱ」など
ユニークな演出を加えた作品にも注目です。
千住博画伯の言葉
「室戸岬を取材する前、火星か月のような崖や、大きな波が打ち寄せる荒々しい海を
想像していた。だが行ってみると、空と海が広がる普通の場所だった。
つまり空海は、普通の場所で悟りを得たのだ。そこで閃いたのは、己を捨てること。
個性などどうでもいい。一番普通の風景を描くための答えは、和紙や岩絵の具が知っているはずだ。絵がなりたいように進めれば作品はできる。そんな大切なメッセージを、空海は僕に授けてくれた。」
〒658-0032
神戸市東灘区向洋町中2-9-1
神戸ゆかりの美術館
078-858-1520
10:00~17:00
休館日:月曜日
078-858-0050
10:00~18:00
休館日:月曜日
アクセス
🚋電車
JR 「住吉駅」→六甲ライナー「アイランドセンター駅」
阪神電車「魚崎駅」→六甲ライナー「アイランドセンター駅」
南出口から左手に見える円盤を載せた建物です。
🚗車
駐車場は、神戸ファッションプラザ駐車場を利用する。
一日最大 550円
愛媛県美術館
〒790-0007
休館日2019/11/18(月),25(月),12/3(火),9(月),16(月),23(月),29(日)~2020/1/1(水),7(火),14(火)